■おいしい酒は田んぼから生まれる…お酒と酒粕の話
おいしいお酒の酒粕は、おいしい。
または「質の良い酒粕は、質の良いお酒から」でも良いでしょう。
お酒と酒粕の「おいしさ・健康・美容」は作り方と材料の質に左右されます。
「えっ、お酒って全部同じ作り方じゃないの?」と疑問が聞こえてきそうですが、そうです。
お酒にはいくつかの作り方があって、それによってそ味も、体にたいする健康効果も全然違ってきます。
では「どのような酒・酒粕を選べばいいのか?」
それを今から、お酒の作り方とともにお話します。
まずお酒の原料は三つ
・ 米
・ 麹米
・ 水
これだけです。麹米も元は米から作りますので、つまりは米と水さえあればお酒がつくれるわけです。これに微生物が加わり発酵するとめでたくお酒の出来上がりです。主に活躍する微生物としては
・ 麹菌
・ 乳酸菌
・ 酵母菌
の3種類。この3種類の微生物。現在の酒造業界では、純粋培養されたものを買ってきて添加するのが常識ですが、本来はお米と共に自然界に普通に居る菌たちです。
寺田本家では麹菌は田んぼから、乳酸菌と酵母菌は自然発生するのを待ちます。